参院選で接戦の末、敗れた自民党の中村真衣さんが県連の会合に出席。支援への感謝を伝えた一方、党員からは選挙の顔としての役割を果たせなかった石破首相の退陣を求める声があがっていると言います。
7月22日開かれた自民党県連の会合に姿を現したのは、自民党の新人として参院選を戦った中村真衣さんです。
声を枯らし、17日間懸命に訴え続けましたが、自民党への逆風を跳ね返せず1万票差という接戦で敗れました。
投開票から2日が経ち、県内をともに回った県議団へのお礼に訪れたという中村さんは…
【自民 中村真衣 氏】
「精いっぱい頑張ってくれたというお言葉をいただいたし、自分の中でも精いっぱい戦えたのかなと思っている」
今後の活動方針については「これからも県民に元気を届けられるような活動はしていきたい」と話したといいます。
一方で、去年の衆院選に続く敗戦に県内の党員からあがっているのが…
【自民党県連 岩村良一 幹事長】
「一般党員の方々からも石破首相に対する鬱積した不満の声が届けられていると」
石破首相への辞任を求める声です。
県内にも選挙戦2日目に入り、上越市や長岡市で中村さんの支持拡大を訴えた石破首相。県内の党員からは「これまでの結果を受け、責任を取るべき」といった意見が寄せられているといいます。
【自民党県連 岩村良一 幹事長】
「党本部に対して、総裁選なり、あるいはそういった意見の申し入れを行うべきという意見が出たので、今後、役員会で検討していくと会議で議論があった」
県連は今後、さらに党員の意見などを集め議論したうえで、退陣の申し入れを行うか検討していく方針です。