選挙区ごとに1票の価値に格差がある今回の参院選(7月20日投開票)は憲法に違反するとして、岡山・香川など全国の弁護士グループが選挙の無効を求める裁判を一斉に起こしました。

広島高裁岡山支部では原告の有権者と弁護士らが訴状を提出しました。

訴えによりますと今回の参院選で議員1人当たりの有権者数が最も少ない福井県と比べて最も多い神奈川県で3.1倍、岡山県でも2.46倍となっていて、選挙区ごとに1票の価値が異なるのは憲法違反だとして選挙の無効を求めています。

(原告代理人 賀川進太郎弁護士)
「与野党が伯仲しているこの状況では、民意がきちんと国会に反映されているかがものすごく大事。議員1人当たりの有権者数があまりにも違っているのであれば民意を正確に反映することにならない」

また、格差が1.27倍ある香川など四国4県、3つの選挙区の有権者も22日、高松高裁に同じような訴えを起こしました。

岡山放送
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