観光客の移動の利便性を高めるため、スマートフォンでタクシーの手配ができるサービスの実証実験が8月から始まるのを前に、7月22日、丸亀市でデモンストレーションが行われました。
このサービスは、香川県タクシー協同組合やJRなどが参加する協議会が実施するもので、県内の観光施設や公共交通機関など合わせて24カ所にタクシーを手配できるQRコードを設置し、タクシーの手配と乗り継ぎの円滑化を図ります。
その実証実験が8月から始まるのを前に、22日、丸亀市でデモンストレーションが行われました。フェリーに設置されたQRコードをスマートフォンで読み取り、電話番号や行き先を入力するなど、タクシーを手配する流れを確認。港に到着すると、フェリーの中で手配したタクシーが到着し、スムーズに乗り継ぎができました。
(香川県タクシー協同組合 寺師大祐運送委員長)
「観光満足度における公共交通の役割は非常に大きい。鉄道やフェリーから二次交通への乗り換えがシームレスになることで観光満足度を上げていけたら」
実証実験は、8月1日から12月末まで行われ、利用状況の確認やシステムの課題などを洗い出し、2026年以降の運用を目指すとしています。