スポーツパーク構想でゆれる宮城県大郷町で、現職の田中学町長が8月行われる町長選挙に立候補することを表明しました。立候補の表明は田中町長が初めてで、スポーツパーク構想について、「町のシンボルになる」と改めて意欲を示しました。
大郷町 田中学町長(79)
「このSSP構想(スポーツパーク構想)が、これから町のシンボルになっていく、核になっていくことは間違いございません」
田中学町長は大郷町出身の79歳で、現在は通算5期目となります。町内の農地にサッカー場などをつくり交流人口を図るスポーツパーク構想は、田中町長肝いりの政策ですが、町議会が2度にわたって関連予算を否決していて、今回の選挙における主要な争点になるとみられています。
町長選には、スポーツパーク構想に反対する、候補者を立てる動きもあり、田中町長は改めて、実現に強い意欲を示しました。
大郷町 田中学町長(79)
「ほかの産業と共存することによって、よそにない、まさにオンリーワンの町になることを、私は望んでいる」
任期満了に伴う大郷町長選挙は8月26日に告示され、選挙戦になった場合、31日に投開票が行われます。