参院選で躍進した国民民主党の玉木代表は21日、フジテレビの報道番組「イット!」に出演し、「年収の壁」の引き上げに向け秋の臨時国会で関連法案を提出し、成立を目指す考えを示した。
番組の中で玉木氏は、参院選でも訴えた「年収の壁」の178万円への引き上げについて、「まずは今の自公と話はしようと思うが、期待がほとんどできない」と指摘した。
その上で、「去年の12月11日に一回合意書を結んでいるが、事実上反故(ほご)にされた。我々としては石破政権は信頼できないという評価になっている。さらに何かできるような期待もない」と批判した。
国民民主党は、今回の参院選の結果、非改選の議席と合わせて21議席以上を確保したことで、予算を伴う法案を提出できるようになった。
玉木氏は、早速、秋の臨時国会に法案を提出し、他の野党や公明党にも賛同を呼びかけ、成立を目指す考えを示した。