20日投開票が実施された参議院議員選挙の京都選挙区で、元関西テレビアナウンサーの新実彰平さんが当選を確実にしました。
当選を確実にした後、新実さんは「すべての国民の皆様、私に1票を投じた方はもちろんのこと、投じてくださらなかった方、投票所に足を運んでいない方、足を運ぶ余裕すら日々の中にない方、そんな方々も含めたすべての国民の皆さんを豊かにするため、生きていてよかったと思っていただくために、これから生涯をかけて働いて参ります」と訴えかけました。
参議院の京都選挙区で維新が議席を獲得するのは初めてです。
新実さんはこのことについて、「国民の皆さんにとっては、維新の議席がどうあるかっていうことは、大きな問題ではないと思うので、私自身がすべての国民の皆さんのために働くということに尽きるのかなと思います」と話しています。
■新実さんの訴えは
【新実彰平さん】「先ほど当選確実の一報をちょうだいいたしました。まずもってここまでお支えをいただいたすべての皆様に心より御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。選挙戦中から、多くの有権者の方に『お前に入れたよ』と。『頑張ってくれよ』と。こういう声をたくさんかけていただきました。そのたびにですね、国民の皆様から負託を受けて、そして私自身、国民の皆さんのために働いていく、その仕事の重みというものを、痛感をさせていただきました。改めて背筋の伸びる思いでございます。一方で私以外の方に投票した方、また、そもそも投票所に足を運んでいない方、足を運ぶ余裕すら、日々の中にない方が私に投じた方以上にいらっしゃるということもまた事実でございます。すべての国民の皆様のために働く、これがこれからの私の仕事であります。
すべての国民の皆様、私に投じなかった方を含めたすべての国民の皆様が、より生きやすい社会、生きててよかったなと思える社会、豊かな社会を作って参る。これが改めて私の責務であるということを今痛感をしております。ここからがスタートであります。私1人では何もできません。どうか皆様今後ともよろしくお願い申し上げます」
【新実彰平さん】「では、改めてこの場にいらっしゃる方、そして今日はお時間・都合合わずにいらっしゃらなかった方も含めて、これまでお世話になった方に御礼を申し上げたいというふうに思います。まずもって、ボランティア支援者の皆様、何度も申し上げていますけれども、本当に何者でもない、私応援をいただいたとしても何の見返りも提供することができない私を、当初よりずっとお支えをいただきました。もちろん精神的に支え合ったことは言うまでもありませんけれども、物心両面といいますか、皆さんのおかげで私1人では届かなかった声をたくさんの方に届けていただきました。まず心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。
そして日本維新の会、とりわけ京都維新の会のお仲間の皆様、朝、一緒に毎日のように駅に立たせていただいて、そして皆様の背中を見させていただきました。朝、駅立ちをするだけではなくって、多くの支援者の方をご紹介いただいたり、日々のご活動を私に見せていただくことが非常に多くございました。企業団体の支援を受けないと決めている日本維新の会の戦い方、私自身漠然としたイメージしか持っておりませんでしたけれども、本当に有権者一人一人と仲間の議員の皆様が一対一で、信頼関係を築いて、人間と人間でお互いで信頼し合って、『お前だから支えるぞ』と言ってくださる支援者の皆さんに支えられているお仲間の姿を、この10カ月見せていただきました。私自身もそういった議員にこれからならねばならないと、素晴らしい指針を先輩方に見せていただいたこと、心より御礼を申し上げます。これから京都維新の仲間の皆様、改めまして、よろしくお願いいたします」
【新実彰平さん】「そして当初より私を支えてくれたのは、主に中学・高校の同級生の仲間たちでありました。これも何度も申し上げているんですけれども、本当に1人で街頭に立っていると厳しい言葉をかけられたりとか、中指を立てられるようなことも日常茶飯事であります。その中で、同級生たちとの週に1回、2回のオンラインミーティングというのがもう心の癒しでありました。自分自身この選択をしたこと自体、肯定する感覚もあるし、否定する感覚というか、『本当にこの道でいいんだろうか。私はこの道にふさわしいんだろうか』と自問することも多々あったわけですけれども、少なくとも私の生い立ちや、或いは人間性を熟知をしてくれている同級生が支えてくれているという事実が、自分を肯定させてくれました。改めて『こうやって同級生で集まれてよかったよ。いいきっかけをくれてありがとう』と、そんな言葉もくれる仲間もいましたけれども、もう感謝の言葉もありません。これからもどうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。
そして最後に家族、妻・母をはじめとして家族でありますけれども、まず、このような家族の幸せには繋がらないことが間違いない決断をそもそも許してくれたこと自体に感謝を申し上げたいと思います。そして何より、周りの環境が変わっていく中でも、変わらず日々を過ごして、そして支えてくれたことに感謝をしたいと思います。
子供まだ6歳4歳で小さいですので、正直私ができることは、減ってしまうのかもしれないですけれども、やれる限りを尽くしますので、今後ともよろしくお願いします。ありがとうございました。最後に改めて申し上げます。今日は皆さん、釈迦に説法、言うまでもありませんけれども、スタートであります
すべての国民の皆様、私に1票を投じた方はもちろんのこと、投じてくださらなかった方、投票所に足を運んでいない方、足を運ぶ余裕すら日々の中にない方、そんな方々も含めたすべての国民の皆さんを豊かにするため、生きていてよかったと思っていただくために、これから生涯をかけて働いて参ります。
私1人では何もできません。どうかより一層のお力添えをこれからどうぞよろしくお願いいたします。今日はありがとうございました」
(Q.当選確実、率直な思いは?)
【新実彰平さん】「国民の皆様のために働く仕事をスタートできるということで本当に身の引き締まる思いです」
(Q.選挙期間振り返っていかがでしたでしょうか)
【新実彰平さん】「真夏の選挙ですので、体力的に厳しかったというのは事実ですけれども、なるべくたくさんの方に私の思いを自分の言葉で届けるということが何よりの目標でしたので、日々大変充実した時間を過ごすことができました。何より自分自身がキャスターとして見てきた選挙と一番違った想像を超えていたのが、多くの方にお世話になって、多くの方にある意味ご迷惑をおかけして、何とか成立をするものなんだということ。皆さんに支えられて、皆さんのおかげでここまで来られたっていうことの重みは、やってみて初めて実感をしたところでした」
(Q.「訴える」ではなく、「伝える・丁寧に説明する」ということを意識されてきたと思いますがいかがでしたでしょうか)
【新実彰平さん】「自分が何をしたいんだっていうことをお伝えをする前に、日本の現状がどういう状況にあるのかっていうことをご共有すること、現状の課題認識が共有できれば、同じ土俵に立って、これからの解決策を国民の皆さんと一緒に考えていけるという感覚があったので、『私はこうしたいんだ』ということを振りかざす前に、『実はこういう状況になってるんですね、一緒に考えていきたい』と。『一緒に未来を作っていきたい』ということを申し上げたかったので、それを意識したところではありました」
(Q.京都維新の会からは初めての参議院議員誕生となりました。それについてはいかがでしょうか)
【新実彰平さん】「維新にとってはそうですけれども、国民の皆さんにとっては、維新の議席がどうあるかっていうことは、何て言うんすか。大きな問題ではないと思うので、私自身がすべての国民の皆さんのために働くということに尽きるのかなと思います」
(Q.改めて振り返って今回の商品は何だったとお考えですか)
【新実彰平さん】「何か積極的な理由があるというふうには、とらえていなくて、現状の政権与党への問題意識でありますとか、これまでの政治のあり方への漠然とした皆さんの問題意識の受け皿に、結果的になったんだろうと。ある種、消極的な選択だろうというふうに思っていますので、私自身がその期待に応えられなかったら、あっという間に今いただいてる期待というのは、雲散霧消すると思いますので、とにかくしっかり働くということだけだと思います」
(Q.今後の意気込みを聞かせてください)
【新実彰平さん】「先ほど申し上げた通りですけれども、どうしてもやはり自分自身を支援をしてくれている方、応援してくれている方に目が向きがちだというふうに思いますけれども、私に投じていない方の数の方が圧倒的に多いわけでありますし、そもそも投票所に足を運んでない、運ぶ余裕すらないから、政治への問題意識を日々感じる余裕すらないぐらいの生活が逼迫をしてる方がたくさんいるのが今の日本の現状だと思っています。とにかくすべての国民の方のために働き、誰も取り残さないということをとにかく意識をして、これから働いて参りたいというふうに思います」