参院選富山選挙区は、国民民主党新人の庭田さんが、自民王国の牙城を崩し、初の議席を獲得しました。

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参院選富山選挙区で野党系公認が当選するのは、2007年に無所属で立候補した森田高さん以来18年ぶりで、県選出の女性国会議員の誕生はこれが初めてです。

陣営は街頭演説に力を入れ、中央からの弁士を招いての街頭演説は、富山駅前のCiC前で固定して行い浸透を図りました。

党本部も1人区で接戦となっていた富山選挙区に重点を置き、党の顔、玉木雄一郎代表は選挙期間中2度富山入り。

榛葉幹事長は期間中3度も富山で応援弁士を務めました。

国民民主党は、去年秋の衆院選で、議席を4倍の28に伸ばし躍進。

今年4月の富山市議選でも、公認候補が前回選の倍以上の7000票あまりを獲得し、富山でもその勢いを証明しました。

そして、今回の参院選で、選対が「大きかった」と話すのは、支援を受ける連合富山のバックアップです。

参院選の候補者擁立を巡り、野党第一党、立憲民主党も候補者擁立を模索しましたが、結局、連合富山を介して候補者を一本化することとなりました。

この結果、連合傘下の労働組合を分裂させることなく、その力を結集できたことが支持拡大への追い風になったようです。

富山テレビ
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