老朽化している熊本県内のスポーツ施設の整備に関する検討会議が開かれました。会議では、それぞれの優先順位と整備の方法について報告され、県立総合体育館を最も優先し「現地で建て替える」とする方針が示されました。
熊本県は老朽化などの課題を抱える4つのスポーツ施設の整備について検討を進めています。きょうの会議では整備への関心度や概算事業費などの調査結果をもとに整備方法について報告しました。
その結果、藤崎台県営野球場は『移転再整備』、熊本武道館は『改修』、県立総合体育館は『現地再整備』、県民総合運動公園陸上競技場は『現状維持』とする方向性が示されました。
その上で、施設の必要性や民間企業からの投資の可能性、地域活性化の観点から判断し優先順位を決定。最も優先順位が高いのは県立総合体育館で各種スポーツ大会や興行、所属リーグからのニーズに対応できていない4つの施設の中で最も高い収益性が期待できるなどの理由を示しました。
きょう示された整備方針について委員からは概ね賛同する意見が相次ぎました。木村知事は「出来るだけ早く意見を集約するよう」求めていて、検討会議では9月に開く次の会議で提言書を取りまとめる方針です。