20日、投開票の参議院選挙。17日間の選挙戦も最終盤に入りました。各候補者たちはラストスパートをかけ有権者に支持を訴えています。
参院選・熊本選挙区には届け出順にご覧の4人が立候補しています。
諸派・新人の立花勝樹さんは、障害者やシングルマザーなど社会的弱者の救済を訴え、いまの政治に『NO』を感じる有権者と対話を行ってきました。政治団体・NHK党公認の立花さんは、今月14日までに「バイクで県内全市町村を回り、対話を行った」と話し、あすの選挙戦最終日は熊本県内での選挙活動は行わないということです。
【自民・現馬場成志候補(60)】
「(熊本地震後は)悲しいところからのスタートだったかもしれないが今大きな発展を遂げようとしている」
3回目の当選を目指す自民党・現職の馬場成志さんは今週、熊本地震の被災地を回り自民党所属の国会議員や県議、市町村長などとの連携が復旧復興を後押ししてきたとアピールしました。立憲民主党新人候補との接戦が報じられる中、馬場さんはこの終盤に入り演説内容を大きく変更。「与党が過半数割れを起こすと熊本のいい流れがストップしてしまう」と訴えます。
【自民・現馬場成志候補(60)】
「決められない政治に戻すのか決めて前に進める政治を続けるのかそれが問われている選挙だ」最終日のあすは岸田前総理大臣が再度熊本入りする予定で、党を挙げて『保守王国熊本』の議席を死守したい構えです。
【参政・新山口誠太郎候補(36)】
「政治に参加する第一歩が投票に行くこと」
参政党・新人の山口誠太郎さんは選挙戦終盤も交通量の多い交差点などで街頭演説を重ね、票の積み上げを図っています。全国的に参政党が支持率を伸ばしていることが報じられ先日、神谷代表が熊本入りした際にはおよそ1000人の聴衆が集まりました。山口さんも「支持の広がりを実感している」と手ごたえを口にします。
【参政・新山口誠太郎候補(36)】
「徐々にたくさんの方に応援していただけていることを感じている。今まで支援してくれた方々の思いを国に届けられるように頑張りたい」あすは若い世代や浮動票の取り込みを狙って熊本市の中心市街地で最後の訴えを行うことにしています。
【立憲・新鎌田(かまた)聡(さとる)候補(60)】
「私が開ける風穴は1議席かもしれないがそのあとどんどん広がり熊本県、絶対変わっていきます」立憲民主党・新人の鎌田聡さんです。「勢いを失速させまい」と連日、党の幹部を投入する中きのうは小川淳也幹事長が応援に駆け付けました。
【立憲・新鎌田聡候補(60)】
「自民党政治は選挙前になって備蓄米も売り出して消費者のウケを狙おうとしている。場当たり的なビジョン、政治が自民党農政が農家の怒りを買っている。だから私が追い上げてきている」鎌田さんは人吉球磨を周りコメの価格高騰への自民党の対応を批判しました。そしてきょうは野田佳彦代表が熊本で応援演説を行い、あすは辻元清美代表代行も2度目の熊本入り。野党の議席獲得という悲願の達成に向けラストスパートをかけます。