愛媛県内では17日から18日朝にかけて南予南部と東予東部を中心に大雨が降りました。宇和島市では18日朝に河川が氾濫し、土砂災害が発生するおそれがあるとして、市内の一部地区に警戒レベル4の避難指示が午後0時15分まで出されました。

藤堂吉彦記者:
「道が川のようになっています」

住宅の目の前の道路に濁流。車も通れなくなっています。現場は18日朝の宇和島市保田地区。住民によりますと、ため池を廃止する工事の現場に山から大量の水が流れ込みあふれたとみられます。

松山地方気象台によりますと、愛媛県にも湿った空気が流れ込んだ影響で大気の状態が非常に不安定になり、17日から18日朝にかけて南予南部と東予東部を中心に大雨が降りました。各地の降り始めからの雨の量は18日午前11時時点、愛南町で199.0ミリ、宇和島市で168.0ミリ、松山市で64.5ミリなどを観測。愛南町は平年の7月の1カ月間の雨量の8割、宇和島市では7割が降りました。

宇和島市は18日午前8時、河川が氾濫し土砂災害が発生するおそれがあるとして保田地区の10世帯19人に警戒レベル4の「避難指示」を出しました。

地区の集会所には避難した住民の姿が見られました。

避難した女性:
「5時ごろ起きてひどい雨やなと下に見に行ったら道が川になって。びっくりしました」

避難した男性:
「車も出られんぐらいになってて。35年位になるけど初めてです。こんなになったのは」

避難指示は午後0時15分に解除されました。

愛媛県によりますと、県内で午前10時時点、臨時休校が小学校で3校、始業時刻の変更が小中学校あわせて23校あったほか、愛南町では土砂災害が2カ所で確認されています。

愛媛県内の大雨のピークは過ぎたものの、気象台は土砂災害などに十分注意するよう呼びかけています。

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テレビ愛媛
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