こちらは鹿児島市の西原商会アリーナで17日行われた鹿児島女子高校の体育祭です。
2025年から熱中症対策で屋内開催となり、最後には珍しいリレー競技で会場は大いに盛り上がりました。
西原商会アリーナで行われた鹿児島女子高校の体育祭。
全校生徒約700人が緑、青、赤、白の4つのチームに分かれて競います。
体育祭はこれまで学校のグラウンドで行われていましたが、熱中症対策として創立以来初のアリーナ開催となりました。
クラス対抗リレーでは各クラスの希望者と担任が出走。
声援が飛び交う中、生徒たちがつないだバトンをアンカーの担任が受け取り、ゴール!
生徒たちは抱き合って喜びを分かち合っていました。
綱取り合戦でも各チームの意地と意地がぶつかり合います。
綱につかまったまま引きずられてしまう生徒の姿も。
これまでと違う屋内での開催ですが戦いの熱量は変わらないようです。
Q屋内で開催される体育祭はどうですか?
生徒
「涼しくていいです」
「屋内の方が日光アレルギーの人もプレイできるからいいと思う」
そんな体育祭の最後を飾る競技は「雑巾リレー」。
アリーナの床だからこそできる新種目です。
今回のリレーで使われる雑巾はそれぞれのチームのメンバーが想いを込めて手作りしたものです。
「鹿女子ということで真ん中に白梅を入れました。周りの文字や言葉はクラスメイトが書いてくれた言葉で思い入れが入った雑巾です」
実は7月11日に生徒たちは肝付町にある男子校・楠隼高校に、雑巾リレーのコツを尋ねに行っていました。
楠隼の寮で恒例となっている雑巾リレーの極意を学んだのです。
独特な雑巾パスやおすすめの雑巾の厚さを学んだ生徒たちの成果は?
リレーには96人が参加。スタートの合図とともに一斉におよそ35メートルの直線コースを駆け抜けます。
つまずきながらもスライディングしチームのために雑巾を繋ぎます。
全チームがゴールすると厳正な順位の判断のためビデオチェックが行われ、その結果、1位は緑チーム、2位に青チームが続きました。
Q雑巾パスどうでした?
「最初の頃はうまくいかなかったけど、練習をたくさんして最後の競技で本番でうまくできて良かった」
Q.最後の体育祭どう?
「初めてアリーナでの体育祭だったけど最高の思い出ができた」
初めて尽くしの体育祭。
生徒たちにとって思い出深い一日になったようです。