福島県内の中間貯蔵施設に保管されている除染土について、環境省は首相官邸での再生利用を進めるため、19日にも初めて県外への運び出しを行うことが分かりました。

東京電力、福島第一原子力発電所の事故による除染で出た土など、約1400万立方メートルは、福島・大熊町と双葉町にまたがる中間貯蔵施設に保管されています。

このうち、放射能濃度が比較的低い除染土を国は公共工事などで再生利用する方針で、全国的な理解の促進のため首相官邸の前庭で約2立方メートルを活用する計画を発表していました。

複数の関係者によりますと、除染土は19日にも中間貯蔵施設から運び出され、7月中に官邸で施工を開始します。

福島テレビ
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