夏の甲子園をかけた全国高等学校野球選手権長野大会は4回戦の日程が終了、8強が決まった。シード校では松本国際と上田西の2校が進出。有力校ではノーシードから松商学園、佐久長聖が駒を進めた。公立も4校が勝ち進み、屋代は68年ぶり、長野工業は22年ぶり、長野西、伊那北も進出した。
Aブロック
実力校がひしめくAブロックで勝ち進んだのは、3年ぶりの優勝を狙う佐久長聖と去年(2024年)秋の県大会の王者で3回戦で第1シードの長野商業を破った松本第一。

佐久長聖は4回に先制、その後も得点を重ね、松本第一に快勝、2年連続でベスト8に進出した。
松本第一1ー6佐久長聖
Bブロック
前回準優勝の第8シード・長野俊英が実力ある公立の伊那北とベスト8をかけ対戦。

0対0で迎えた9回表、伊那北が一気に5点を挙げ、その裏、長野俊英に反撃を許したが、1点に抑え、3年ぶりに準々決勝に駒を進めた。
伊那北5ー1長野俊英
Cブロック
公立勢がかたまったCブロックで勝ち進んだのは、長野西と伊那弥生ヶ丘。

長野西が1回に先制、4回に伊那弥生ヶ丘が追いついたが、5回に長野西が3点を挙げ突き放した。
長野西4ー1伊那弥生ヶ丘
Dブロック
公立の諏訪清陵と2年ぶりの優勝を目指す強豪私学・上田西の対戦。

上田西は3回に3ランホームランで勝ち越し、その後も追加点を奪い、差を広げる。粘る諏訪清陵は、6回、7回に2点ずつ挙げ、追いあげるも及ばなかった。
諏訪清陵5ー7上田西
Eブロック
ノーシードから勝ち上がった甲子園の常連・松商学園と第3シードの東京都市大学塩尻の強豪私学対決。

試合は投手戦に。松商学園が6回に先制、この1点を守り切り、3年連続のベスト8。
松商学園1ー0東京都市大学塩尻
Fブロック
連覇を目指す長野日大と長野工業の長野勢対決。
初回から長野工業がリードする展開で有利に試合を進め、6点差を追いかける長野日大は4回と9回に1点ずつ返したが及ばなかった。

長野工業が6対2で勝ち、2003年以来の22年ぶりのベスト8進出を決めた。
長野日本大学2-6長野工業
Gブロック
29年ぶりの優勝を目指す第7シードの東海大付属諏訪に公立の屋代が挑んだ。
屋代は1点を追う5回、2点を挙げ逆転。その後もリードを広げるも、東海大付属諏訪が追いすがる。最終回も1点を返すもここまで、屋代が逃げ切った。

屋代のベスト8進出は1957年以来68年ぶり。
屋代6-4東海大学付属諏訪
Hブロック
第2シードの松本国際は岩村田と対戦。
序盤から点数を重ねた松本国際が8回コールド8対1で勝利、ベスト8に駒を進めた。

松本国際8-1岩村田
準々決勝 組み合わせ
準々決勝は7月20日(土)に2試合、21日(日)に2試合が行われる予定。
いずれも公立対私立の戦いとなった。

7月19日(土) セキスイハイム松本スタジアム
9:00 佐久長聖-伊那北
11:30 松本国際-屋代
7月20日(日) セキスイハイム松本スタジアム
9:00 長野工業-松商学園
11:30 長野西-上田西
(長野放送)