7月15日から宮城県を訪れている秋篠宮妃紀子さまは16日、仙台市宮城野区で行われた献血運動推進全国大会に出席し、若い世代へ献血への理解と協力を呼びかけられました。
献血運動推進全国大会は、献血への理解を促進し継続的な参加を呼びかけようと毎年、各都道府県で行われているもので、宮城での開催は48年ぶりです。
秋篠宮妃紀子さまは、日本赤十字社の名誉副総裁として出席し、特に若い世代が献血に参加することの重要性を述べられました。
秋篠宮妃紀子さま
「将来にわたって安定的に血液を供給するためには、若い世代の献血への理解と参加が重要になっています。献血によって自分が誰かの命を助けることができ、また自分もいつか誰かに助けられるかもしれないことを、一人でも多くの人に考えていただければと思います」
式典では、献血事業に貢献した企業や団体への表彰も行われ、紀子さまは受賞者一人一人に感謝の言葉を贈られていました。
陰山建設 陰山正弘代表取締役
「これまでの活動を非常に評価していただき、私どもとしてはお会いして身の引き締まる思い」
また紀子さまは大会に先立ち、泉区の宮城県赤十字血液センターを訪問し、児童たちが献血の大切さや血液の役割について学ぶ様子を視察されました。
授業の最後に児童たちが献血に関する願いを短冊に書き留めると、紀子さまは「素敵な願い事ですね」などと声をかけられていました。
6年生
「自分が書いた願い事は、『献血してくれる人が増えますように』。紀子さまとは『みんな素敵な願い事を書いていますね』とかいろんなことを話した」
紀子さまは2日間の宮城訪問を終え、夕方帰京されました。