県内の公共交通機関で初導入です。
長崎電気軌道は、路面電車の運賃の支払いに今年秋ごろからタッチ決済を試験的に導入すると発表しました。
タッチ決済はクレジットカードやスマートフォンを専用端末にかざして運賃を支払うことができるシステムで、今年秋ごろから路面電車全線で試験導入されます。
現在、支払いは現金と、「nimoca」などの交通系ICに限られていますが、支払い方法を選べるようになります。
公共交通機関のタッチ決済は、インバウンドなどの観光客や市民の利便性向上を目的に、福岡県など都市圏で導入が進み、2025年度末までに45都道府県に広がる見込みです。
長崎電気軌道の試験導入は2026年3月までの予定で、混雑緩和を目的としたオフピーク割引や運転免許証を返納した人を対象にした割引などを受けられるということです。
長崎電気軌道 中島典明 社長
「キャッシュレスがどんどん広がっていけば、色んなお客さまのニーズによった手段を選ぶようなかたちで今後も進めて行きたい」
長崎電気軌道は実証実験の結果を見て本格導入を検討するとしています。