見慣れないシルエットの魚が…

北海道釧路町の昆布森漁港。この時期、秋サケ漁が行われている浜で9月19日、見慣れない魚が見つかった。

上杉幸生​記者:
ちょうどこのあたりですね。釣り人が釣りをしていたところ、海面に見慣れないシルエットの魚が漂っていたということです

釣り人:
なにこれ、おもしろい、おもしろい

バケツの中をスイスイと泳ぐ奇妙な魚。海水温が高く、旬の魚の不漁が続く北海道の海で、何が起きているのか。

高い海水温の影響で秋サケの不漁が続く浜で、見つかった見慣れないシルエットの魚。
一体、何の魚なのか。おたる水族館に尋ねてみた。

おたる水族館主任 神前 和人さん:
ヨウジウオの仲間ですね

ーーあまり聞きなれない?

おたる水族館主任 神前 和人さん:
タツノオトシゴにすごく近い仲間。細長い身体で海藻に巻き付いて擬態して生活しています

専門家によると、謎の魚はタツノオトシゴに近い種類で、ヨウジウオという魚の仲間とみられている。では、いつも北海道にいる魚なのか。

おたる水族館主任 神前 和人さん:
尾びれと背びれに特徴。もともと北海道にいるヨウジウオではない。おそらく南方、沖縄や伊豆のあたりに生息するヨウジウオだと考えられます

海水温が高いからではなく、海流に乗って南の海から流れてきてしまったとみられている。

おたる水族館主任 神前 和人さん:
たくさんの魚がこうやって海流に乗り北海道にやってきて、冬には死んでしまうということが自然の中で起きている。自然の摂理ですね

このような季節回遊魚は多くの種類が流れてきているが、今回のように実際に目にするのは珍しいという。

(北海道文化放送)