◆MLBオールスターゲーム ナショナル・リーグ-アメリカン・リーグ 15日(日本時間16日午前9時24分試合開始、トゥルイストパ-ク)

メジャーリーグ(MLB)のオールスターゲームは15日(日本時間16日)、アトランタ・ブレーブスの本拠地トゥルイストパークで行われ、大谷翔平選手(31)はナ・リーグ「1番DH」で先発出場。第1打席でヒット&得点、第2打席はファーストゴロに倒れ、2打数1安打1得点で交代した。

2021年から5年連続の出場となる大谷は、1次投票の指名打者部門でナ・リーグトップの396万7668票を獲得し、スタメン出場が決定。去年はナ・リーグの「2番DH」で先発出場し、3回にホームランをマーク。オールスターにおける日本人選手のホームランは2007年にランニングホームランを打ってMVPに輝いたイチロー選手(当時マリナーズ)以来2人目で、日本人選手初のフェンスオーバーだった。大谷はエンゼルス時代2021年に「1番投手・DH」で先発出場して勝利投手になっており、MLB球宴史上初の「勝利投手&ホームランを打った選手」となった。

試合前には元楽天のアンドリュー・ジョーンズさんをはじめ、チッパー・ジョーンズさん、アンドレス・ガララーガさんのブレーブスOB3人が始球式を行った。

ア・リーグの先発は今季10勝3敗・防御率2.23、2024年サイ・ヤング賞のスクバル投手(タイガース)。一方ナ・リーグは今季4勝8敗ながら防御率2.01と好投を続けるスキーンズ投手(パイレーツ)が先発を務めた。 

なお、この試合では初めて自動ボール・ストライク判定(ABS)が導入された。

1回裏の第1打席、大谷はカウント1-2で4球目の148キロのスライダーを巧みに打ち返してセンター前にヒット。無死1、2塁となって3番マルテがライトへ2点タイムリー二塁打を放って大谷とアクーニャJr.がホームに還り、ナ・リーグが2点を先制した。

2回表、ナ・リーグはクレイトン・カーショー投手(ドジャース)が2番手で登板。2人目の5番ゲレーロJr.を見逃し三振に打ち取り、2アウトを取ったところでロバーツ監督(ドジャース)が笑顔でマウンドへ駆けつけて交代となったが、球場は通算3000奪三振を達成した“レジェンド”をたたえる拍手で包まれた。

2回裏2死2塁で大谷の第2打席は左腕ロドン(ヤンキース)との対戦。カウント2-1から4球目のスライダーをフルスイングした打球はライト方向への大飛球となったが、惜しくもファウル。カウント2-2となって5球目の直球を引っ張ったが、ファーストゴロに倒れた。

5回裏2死走者なしで1番大谷の打順を迎えたところで代打シュワバー(フィリーズ)が送られ、大谷は2打数1安打1得点で交代。2年連続のホームランはならなかったが、打撃と走塁で存在感を放った。

選出されながら出場メンバーから外れた山本由伸投手(26=ドジャース)と菊池雄星投手(34=エンゼルス)も、ベンチから戦況を見守っている。

《スターティングメンバー》
▶ナ・リーグ
①指 大谷翔平(ドジャース)
②左 アクーニャJr.(ブレーブス)
③二 マルテ(ダイヤモンドバックス)
④一 フリーマン(ドジャース)
⑤三 マチャド(パドレス)
⑥捕 スミス(ドジャース)
⑦右 タッカー(カブス)
⑧遊 リンドア(メッツ)
⑨中 クルーアームストロング(カブス)
投手:スキーンズ(パイレーツ)
▶ア・リーグ
①二 トーレス(タイガース)
②左 グリーン(タイガース)
③右 ジャッジ(ヤンキース)
④捕 ローリー(マリナーズ)
⑤一 ゲレロJr.(ブルージェイズ)
⑥指 オハーン(オリオールズ)
⑦三 カミネロ(レイズ)
⑧中 バエス(タイガース)
⑨遊 ウィルソン(アスレチックス)
投手:スクバル(タイガース)

プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

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