噴火警戒レベル2が継続され入山が規制されている岩手山について、岩手県は7月14日の現地調査の結果、登山道に異常がないことを確認しました。
今後、入山規制の緩和について検討する方針です。
岩手山では14日に県や盛岡地方気象台の職員らが登山道の状況などを確認しました。
岩手山を巡っては2024年10月、噴火警戒レベルが2に引き上げられて以降、周辺の自治体による入山規制が続いています。
そうしたなか6月に開かれた県の火山防災協議会の幹事会では、東側の火山活動は比較的落ち着いているとして、登山道の安全を確認した上で入山規制の一部緩和を検討することを確認していました。
県によりますと調査の結果、登山道では水で浸食された場所や倒木はあったものの、火山活動を原因とするような異常は認められませんでした。
また避難小屋についても補修が必要な箇所はありませんでした。
県では今回の結果を踏まえ7月23日に開く有識者の会合で、入山規制の緩和について協議する方針です。