2025年7月現在、時給952円と全国で2番目に低い岩手県内の最低賃金の引き上げについて話し合う審議会が、7月15日に始まりました。
県内の最低賃金を議論する岩手地方最低賃金審議会は、労働組合や経営者団体の代表など15人が委員を務めています。
15日は岩手労働局の白石好春局長が、審議会の齋藤信之会長に最低賃金についての議論を求める諮問書を手渡しました。
県内の最低賃金は2024年10月に59円引き上げられ、時給952円となりました。
過去最大の引き上げ幅で全国最下位を脱しましたが、依然、2番目に低く、全国平均の1055円を大きく下回っています。
審議会では委員の意見をもとに議論を進め、早ければ8月20日に答申する予定です。
岩手地方最低賃金審議会 齋藤信之会長
「岩手県の経済情勢を踏まえた上で、十分に審議をして結論を出していきたい」
改定された後の最低賃金の適用は10月17日を目指しています。