ベガルタ仙台は週末、リーグ中断前最後の試合に挑みました。多くのチャンスを作りましたが生かせず、中断前最後の試合を勝ちきれませんでした。
7月12日、13位藤枝と対戦した仙台。この試合でリーグは3週間の中断期間に突入。終盤戦へ弾みをつけるため、落とせない一戦です。
その仙台は立ち上がりから積極的な姿勢を見せます。
前半8分、相手ディフェンスの裏に抜け出した武田のクロスからこぼれ球にエロン!さらに、得意とする前線からのプレスで高い位置でボールを奪いチャンスを作るなど試合の主導権を握ります。
しかし、前半31分、自陣でのパスミスから一瞬のスキを突かれ、失点。前節に続き、先制を許してしまいます。
失点後も試合を優位に進める仙台は38分。高田のロングスローから最後は郷家!ここは相手ゴールキーパーの好セーブに阻まれ1点ビハインドで試合を折り返します。
一刻も早く追いつきたい仙台は展開力に定評のある鎌田を後半頭から投入。
すると後半開始直後でした。鎌田のロングボールは一度相手にわたりますが、武田が奪い返しクロス!ここに飛び込んだのは、キャプテン郷家!!ポストに跳ね返ったボールを再び押し込み、チームトップの7ゴール目。後半開始わずか15秒。電光石火の同点弾で試合を振り出しに戻します。
勢いそのままに逆転といきたいところでしたが、ここ3試合でわずか1ゴールと決定力に課題を残す仙台は、この日も再三の決定機を決め切ることができず。
中断期間前最後の一戦は、痛恨のドローとなりました。
森山佳郎監督
「勝ち点2を失ったとも言えますし、なんとか勝ち点1をもぎ取ったともいえる。この結果を、次の中断明けの戦いに生かしていきたい」