15日午後、福岡・久留米市の解体中の建物が崩壊し、作業員3人と通行人1人が巻き込まれ、作業員2人の死亡が確認された。事故が起きた詳しい原因を調べている。
「爆発のような音」解体中の建物が崩壊…4人が巻き込まれる
重なり合うように鳴り響く複数のサイレン。

建物が崩壊し4人が巻き込まれた、福岡・久留米市の現場だ。

崩れた壁の一部は歩道まで飛び出していて、近くには、けがをしたとみられる人が座り込んでいた。周囲が騒然とする中、担架で運び出される人もいた。

現場は、西鉄久留米駅から約700メートル西にある建物だ。

事故の一報が寄せられたのは、15日午後1時40分ごろ、目撃者からの「解体中の建物が崩壊している」との通報だった。

2022年に撮影された現場の様子を見ると、ファミレスの隣に白い壁の建物が確認できる。

6人の作業員で解体作業に当たっていたという、この現場だが、当時近くにいた人は、「爆発のようなものすごい音がした」などと話している。

さらに、取材中には警察官が「すみませんちょっとガス漏れをしているので、ちょっともうここから離れてください」と注意を促す緊迫した場面もあった。

消防や警察などによると、作業員3人と通行人1人が巻き込まれたということで、事故が起きた詳しい原因を調べている。
(「イット!」 7月15日放送より)
追記:15日午後、福岡・久留米市で解体工事中の建物が崩壊し、建物の下敷きとなった作業員3人と巻き込まれた通行人1人の合わせて4人が病院に搬送され、その後、意識不明となっていた作業員の40代と20代の男性の死亡が確認された。
もう1人の作業員の男性と通行人の男性は手当てを受けていて、意識があるということだ。
警察は2人の死因や解体作業に問題がなかったなど詳しく調べることにしている。
当時、作業員6人で解体作業中で、このうち3人は音に気づいて避難し無事だったということだ。現場の建物は鉄骨2階建てで、空き店舗を解体中だった。(15日午後6時30分更新)