生後間もない女の赤ちゃんの遺体をごみ袋に入れて自宅に遺棄した疑いで15日、福岡県太宰府市の35歳の女が逮捕されました。
死体遺棄の疑いで逮捕されたのは太宰府市のアルバイト、西麻紀容疑者(35)です。
筑紫野警察署によりますと西容疑者は今年3月31日午後5時ごろ、生後間もない女の赤ちゃんの遺体をごみ袋に入れて自宅の浴槽に遺棄した疑いです。
赤ちゃんはへその緒がついた状態でした。
司法解剖の結果、赤ちゃんは3月31日に生まれて当日の午後4時から6時の間に死亡したとみられ、死因は鼻の部分を閉鎖されたことによる窒息だということです。
調べに対し「当時の私の状況や搬送された病院の先生の話を合わせると、トイレで出産した子供を放置したことは間違いない」と話す一方、「ただこの時、私は認識が朦朧としていて、出産した認識も、袋に入れたのが子供だという認識もない」などと説明しているということです。
西容疑者が出産後にトイレから出てきて倒れたのを同居の男性が発見して説得し、自ら119番通報して病院に運ばれ、その病院から警察に通報があり発覚しました。
警察は殺人容疑も視野に当時の状況を詳しく調べています。