コカインや覚せい剤を含んだ違法な薬物を密売するなどしたとして、厚生労働省がブラジル人の男2人を逮捕・送検したと発表しました。
東海北陸厚生局麻薬取締部に逮捕・送検されたのは、愛知県刈谷市のレンタカー会社社長・キアン・チアゴ・トシオ容疑者(29)と、碧南市のとび職・ツボタ・ヒゴル・ユウジ容疑者(30)の2人です。
麻薬取締部などによりますと、2人は2025年1月、コカインや覚醒剤を含む粉末0.237グラムを1万円で販売した疑いが持たれています。
2人が販売した相手は内偵捜査中の麻薬取締官で、その後の捜査で、大麻リキッドなど末端価格870万円相当の違法薬物を販売目的で所持した疑いでも逮捕されています。
麻薬取締部の調べに対してキアン容疑者は黙秘、ツボタ容疑者は容疑を認めていて、すでに2人とも起訴されているということです。
麻薬取締部は、2人が多国籍の「匿名・流動型犯罪グループ」の一員として、ほかのグループとも協力関係を築いていたとみて、実態解明を進めています。
※画像は東海北陸厚生局提供