たくさんの人が大阪の空を見上げた週末、航空自衛隊のブルーインパルスが大阪上空を飛行しました。

悪天候で飛べなかった万博開幕日から3カ月。

メイン会場となる万博で、この日の展示飛行を心待ちにしていたのが大阪府豊中市の小学3年生、岡村春希くん(8)です。

■3カ月前は中止にがっかり…

当初は、万博開幕日に会場の空を飛ぶ予定だった「ブルーインパルス」。

吉原キャスターが取材していたのが、春希くんでした。

<万博開幕4月13日>
【吉原キャスター】「きょう、ブルーインパルス空に何を描くかな?」
【岡村春希くん】「ミャクミャク!?」

春希くんと両親は全国各地の展示飛行に足を運ぶほどの「ブルーインパルス」ファン。しかし、悪天候のため展示飛行は中止に。

春希くんはがっかりした表情を浮かべていました。

【春希くんの母・幸恵さん】「また大阪にブルーに来てほしいです」

■お母さん手作りの“ブルー”の制服を着て大屋根リングに

3カ月ぶりの”リベンジ”となった12日、春希くんはお母さん手作りの“ブルー”の制服を着て、大屋根リングに上がりました。

「ブルーインパルス」が真上を通るリングの南側でその時を待ちます。

【春希くん】(Q.ブルーインパルス好き?)「うん、好き!技を披露するところ!」

午後2時40分、関西空港から「ブルーインパルス」が飛び立ちました。

万博会場からも、その姿を少しだけ見ることができたのですが…

【母・幸恵さん】「大屋根リングの…あそこ!あそこ!」
【春希くん】「あそこって言われても…」

あまり見えなかったようで、春希くん、泣き出しそうに。

■「あっ!あっ!」見上げた先に「ブルーインパルス」

そして、待つことおよそ20分。

【春希くん】「あっ!あっ!」

見上げた先には3カ月前に見ることができなかった「ブルーインパルス」の姿が!

扇状に広がる「サンライズ」など、およそ15分にわたって、その技を披露しました。

春希くんは、めいっぱい空を見上げて、夢中でシャッターを切りました。

約700枚も撮影していました。

【春希くん】「すごかった!(今日は見られて)うれしかった!(ブルーインパルスに)今日飛んでくれてありがとう」

春希くん最高の笑顔をみせてくれました。

【春希くん、母・幸恵さん】「ブルーインパルスみれたでー!」

春希くんたちの笑顔に、スタジオの吉原キャスターも満面の笑みでした。

【吉原キャスター】「春希くん、見ることができてよかったね!」

(関西テレビ「newsランナー」2025年7月14日)

関西テレビ
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