参議院選挙は20日に投開票日を迎えます。福井テレビは、選挙戦中盤の情勢を探るため、13日に県内の有権者を対象に世論調査を行いました。その結果、自民党の滝波宏文候補がリードし、国民民主党の山中俊祐候補と参政党の千田嵩裕候補、立憲民主党の藤原和士候補(かずえちゃん)が追う展開となっています。
福井テレビは13日、県内の有権者を対象に電話調査を実施し630人から有効な回答を得ました。
まず、「投票に行くか」の問いに「行く」と答えた人は約9割でした。
◆「まだ決めていない」が2割
「誰に投票するか」、または「誰に投票したか」を尋ねたところ、3選を目指す自民党の滝波宏文候補がリードしていて、国民民主党の山中俊祐候補、参政党の千田嵩裕候補、立憲民主党の藤原和士候補(かずえちゃん)が追っています。共産党の山田和雄候補は伸び悩んでいます。日本保守党の大坂幸太郎候補、NHK党の浜田智候補は厳しい戦いとなっています。
ただ「まだ決めていない」とする人が2割以上いて、終盤にかけて情勢が変わる可能性もあります。
◆重視する政策「物価高対策」が4割占める
「比例でどの政党に投票するか」との問いには、自民党が約3割で最も高く、立憲民主党、参政党、国民民主党と続きました。
また、特に重視する政策を尋ねたところ、今回の大きな争点となっている「物価高対策」が最も多く、全体の約40%以上を占めています。
そのほか、年金などの社会保障が20%を超えていて、日米関税交渉を含む外交・安全保障、コメなどの農業政策、少子化問題、子育て政策、政治とカネの問題と続きます。
◆石破内閣「支持する」35%
「石破内閣を支持するか」を尋ねたところ、支持すると回答した人は全体の約35%、支持しないと回答した人は約45%となりました。
また、今回の参議院選挙は政権選択選挙とも言われている中、「与党の過半数割れ」について尋ねたところ、過半数割れした方がいいと答えた人の割合は約54パーセントでした。