参議院議員選挙の秋田県選挙区は、現職・元職・新人2人の計4人が論戦を展開している。選挙の争点とされるテーマや秋田の課題について、候補者の考えを聞いた。最終回は「再生可能エネルギー」と「選挙で最も訴えたいこと」について。

Q.「秋田の再生可能エネルギー」どう取り組むべきか

本田幸久氏
本田幸久氏
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諸派・新 本田幸久氏(43):
特に秋田の洋上風力、陸上風力に関しては成果も非常にいいと聞いているので、推進していく方が良いのかと思っている。ぜひ、より良い安全性と安定的な供給ができるように、秋田から世界に発信するような洋上風力、陸上風力、そういうモデルケースをつくれたらよろしいかなと思っている。

佐藤美和子氏
佐藤美和子氏

参政・新 佐藤美和子氏(65):
メガソーラーとか風力発電は廃止すべきだと思っている。これはコストがかかりすぎて私たちの再エネ賦課金に上乗せされている。それが海外に流出していくという面もあるし、それだけではなく自然破壊をしている。山を切り崩したらいつ災害が起きても分からないような、そしてメガソーラーを張ることによって本当に自然が崩れていくということで、これは廃止すべきであって、新しいエネルギー生産の方、日本のしっかりした技術に投資していくべきだと思っている。

中泉松司氏
中泉松司氏

自民・元 中泉松司氏(46):
こういった自然エネルギーというのは他の地域ではまねできない。課題はあるが、まねしたくてもまねできない分野であると思う。カーボンニュートラル、脱炭素、そういったキーワードの中で、秋田県は必ずこの分野において先頭に立っていける、そういった地域であると思う。そしてまた、洋上風力などは国を挙げて国策としてやらなければいけない分野なので、この秋田のポテンシャルを最大限に生かせるように取り組みを進められる、そういった状況を私がつくっていきたいと思っている。

寺田静氏
寺田静氏

無・現 寺田静氏(50):
気候変動がすでに私たちの生活にも大きな影響を与えているので、再生可能エネルギーを進めていかなければならないということが大前提だが、ただ、先日は風力で大きな事故もあったばかり。どのような政策の遂行にも地域住民の理解は欠かせないものと、ここが前提であると考えているので、しっかりとした原因の究明も通じて、地域社会の理解、対話というものを深めていく時期に来ているのではないかと考えている。

Q.今回の選挙で最も訴えたいこと

参院選秋田県選挙区の立候補者
参院選秋田県選挙区の立候補者

諸派・新 本田幸久氏:
秋田県のNHK受信料の支払い率は全国ナンバーワン。視聴しながらでも払わない方法がある。そして、何か起こった時に法律の専門家を付けるサービスも紹介している。ぜひNHKの受信料を負担だと感じる人、あるいはNHKをいままで見てきてどうかなと思う人、一度不払いに変えてみて、NHK党の主張を聞いていただければと思っている。

参政・新 佐藤美和子氏:
しっかりと国民が豊かになることをやっていかなければいけないということ。そして私は教育に携わっていたので、学校の制度を変えていきたいというのがある。そうすることで、国民が自分たちの政治を自分たちのことだと思って考えて、選挙に行ったりとか、自分たちの国をつくろうという意識を持つことで日本は変わっていくんじゃないかと思っている。

自民・元 中泉松司氏:
県内で活動していて本当に感じるのは、人口減少、農政、物価高、この3つが本当に関心が極めて高いなと感じる。特に秋田県は、生産者もいる、消費者もいる、そういう地域なので、この生産者と消費者の間に立ってきちんと両者が納得できる、そういった環境をつくっていく、これが求められているので、そのことは自分の経験も踏まえて強く訴えていきたい。

無・現 寺田静氏:
今の政治は、やはり私たちの生活の実態があまりにも見えていないということを感じている。様々な生活の場面で生じる困難というものの解像度が低い。あまりにもここが見えていなさ過ぎて、私たちの生活にしっかりと届く様々な対策を講じられていないということは明らかだと考えている。こうしたところをしっかりと生活者目線で訴えて、解決のための方策を講じていくと、そのことを懸命に訴えていきたい。

参院選は20日に投開票が行われ、19日まで期日前投票が受け付けられる。

秋田テレビ
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