◆サンフランシスコ・ジャイアンツ2-5ロサンゼルス・ドジャース 13日(日本時間14日午前5時5分試合開始、オラクルパーク)

メジャーリーグ(MLB)、ドジャースは13日(日本時間14日)、敵地でジャイアンツと対戦し、大谷翔平選手(31)は1番DHで先発出場。3打数1安打2得点だった。

前日、大谷は「1番DH・投手」で復帰後5度目の先発登板。初回に3者連続三振を奪うなど、復帰後最長の3回を投げ、被安打1、奪三振4、与四球1の素晴らしいピッチング。打者としては4打数ノーヒットだった。ドジャースは2-1で勝利し、連敗を7で止めた。なお11日の3連戦初戦では今季32号となる日本選手初、場外の海へ飛び込むホームラン“スプラッシュヒット”を放っている。

オールスター前最後の試合となるこの日、ドジャースは今季8勝7敗・防御率2.77、前回7日のブルワーズ戦では1回をもたずに5失点KOされた山本由伸投手(26)が先発。一方のジャイアンツは今季9勝(3敗・防御率2.63)を挙げている左腕レイが先発した。

1回表、先頭打者の大谷はカウント1-1で3球目の直球を打ち、レフトへの大きな当たりとなったが、左翼手ラモスがフェンス際でキャッチしレフトフライ。

4回表の先頭で第2打席。3回まで打者9人を完璧に抑えていたレイから、3-2フルカウントで6球目のナックルカーブを見送って四球を選び出塁。1死1、2塁となり4番フリーマンがライトへタイムリー二塁打を放って大谷が2塁からホームに還り、ドジャースが1点を先制。大谷は今季90得点目となった。

5回表1死走者なしで8番ロハスがレフトへソロホームラン。2死走者なしで大谷の第3打席、カウント1-2と追い込まれた5球目の低めナックルカーブにうまく合わせてライト前に運び2試合ぶりのヒット。捕手のパスボールで2塁まで進んだが、得点はならなかった。

8回表1死走者なしで大谷の第4打席は、ジャイアンツ3番手ロドリゲスとの対戦。カウント1-1で3球目の内角高めフォーシームを打ち上げてセンターフライに倒れた。

山本は7イニング、打者26人に91球を投げ被安打3、奪三振7、与四球2、失点0の成績。勝利投手の権利を持って、8回からマウンドを2番手ベシアに譲った。

9回裏1死1塁で5番代打のマトスがドジャース3番手スコットから左中間へ起死回生のツーランホームラン。ジャイアンツが土壇場で2-2の同点に追いつき、試合はタイブレークの延長戦へ。

10回はともに無得点で終わり、11回表の先頭、無死2塁のシチュエーションで大谷の第5打席、ジャイアンツ6番手ビブンズとの対戦だったが、申告敬遠となった。
2死1、2塁となって4番フリーマンがセンター前にポトリと落ちるタイムリーヒット。なおも2死1、3塁で5番テオスカー・ヘルナンデスのファーストへのゴロがタイムリー内野安打となって3塁から大谷が生還。さらに2死1、2塁で6番パヘスにライトへのタイムリーヒットが飛び出し、ドジャースが5-2とリードした。

10回途中からリリーフした5番手カスペリアスが11回裏、ジャイアンツの攻撃を三者凡退に抑えたドジャースが5-2で勝利し、3カードぶりの勝ち越し。ドジャースは58勝39敗のナ・リーグ西地区首位、リーグトップの成績で前半戦を終えた。
大谷は3打数1安打2四球、得点2の成績だった。

プライムオンライン編集部
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