北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記はロシアのラブロフ外相と会談し、ウクライナ情勢をめぐり、ロシアを「支援する用意がある」と述べました。
北朝鮮メディアは、金総書記とラブロフ氏が7月12日、北朝鮮の元山(ウォンサン)で会談したと13日、報じました。
元山には7月、海辺のリゾートエリアがオープンしたばかりで、元山での会談はロシアからの観光客誘致を進めたい意図もあるとみられます。
会談の中で金総書記は、「ウクライナ情勢の解決に向けてロシア指導部の対応をすべて無条件で支持し支援する用意がある」と述べたということです。
また、ロシア外務省によりますと、ラブロフ外相はプーチン大統領からのメッセージとして「直接接触する機会が将来的に増えることを期待している」と伝えたということです。
ラブロフ氏は北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外相とも会談し、双方の関係を長期的な戦略関係に発展させていくことを再確認したとしています。