天皇皇后両陛下はモンゴルへの公式訪問の全ての日程を終え、13日夕方、帰国されます。
皇太子としての訪問から18年。歴代の天皇として初めて訪れたモンゴルの地で、陛下は前回同様モンゴル流のおもてなしに現地の言葉や仕草で応じ、心の距離を縮められました。

また、インフラの整備が進んでいないゲル地区にも初めて足を運び、子ども達と親しく触れあったほか、知られざる日本人抑留者の歴史を心に刻まれました。
側近によりますと、陛下は常々「二人で一緒に」と口にし、前回は同行が叶わなかった皇后さまの訪問実現に向け、様々な助言をされていたということです。

陛下は12日、ホスタイ国立公園で、「モンゴルの歴史、それから、伝統文化、自然、そういったものについて2人で今度は見ることができたということがとても嬉しかったということです」と、今回の訪問について感想を述べられました。

皇太子、天皇、2つのお立場での訪問に同行し、今回、晩さん会でビオラを演奏された陛下を見つめる皇后さまのまなざしに、お二人で支え合いながら務めを果たしていく令和の両陛下の姿が感じられました。
雄大な自然と文化に触れ、「お二人一緒に」友好親善を。天皇陛下の信念が18年越しに実る旅となりました。
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