9日、鹿児島市内の小学校で、全校児童が閲覧できるタブレット端末に、人の血と思われる凄惨な画像や暴力的な動画などが送りつけられる事案がありました。
鹿児島市教育委員会は学校に臨床心理相談員2人を派遣して、児童の心のケアにあたっています。
鹿児島市教育委員会によりますと、9日午前9時ごろ、鹿児島市内の小学校で全校児童に配布されたタブレット端末に、人の血と思われるものが映った画像や大人同士が暴力をふるう動画が送られてきました。
これらの不適切な画像や動画は約2時間、全校児童が見られる状態にあり、児童約30人が閲覧したということです。
市教育委員会は10日、学校に臨床心理相談員2人を派遣して、児童の心のケアにあたっています。
市教育委員会によりますと、学校は警察にも相談しているということですが、今回、外部からの不正アクセスはなかったということです。
約5年前に鹿児島市の小学校にタブレットが導入されてからこのような事例は初めてで、市教育委員会は再発防止に向けて、教師や児童にIDやパスワードの管理の徹底を呼びかけています。