東京・渋谷のセンター街で問題となっている“コンビニ飲み”。
早くも外国人たちの“夏の宴”が始まっていたのです。
しかし、センター街では夜の路上飲みは禁止されているはずですが…。
さらにビルの敷地を無断で占拠して酒を飲む、日本人の姿も。
敷地内で飲む女性:
路上じゃないもん!ここは!こっちだもん路上は!
10日夜“ゲリラ雷雨”に見舞われた東京・渋谷。
午後8時ごろ、雨が弱まるとセンター街のコンビニに集まってきたのは外国人たち。
ワインの瓶などを片手に“コンビニ飲み”を始めたのです。
いつの間にか人数は20人ほどに膨らみ、コンビニの出入り口を完全にふさいでいました。
2024年10月からは、駅周辺での夜間の路上飲酒が禁止となった渋谷。
今回、規制後初めての夏を迎えることになります。
コンビニ飲みをしていた外国人を直撃すると、男性は「ここ大丈夫。ここコンビニ、道ではない。道では飲みません。ビール飲みません」と主張しました。
彼らが去ったコンビニの前には、酒瓶と空き缶が散乱していました。
あとを絶たない、路上飲み。
路上飲みは深夜1時を過ぎても続いていました。
20人ほどのグループが車道にまで飛び出して騒ぐ様子が。
さらに女性たちがビルの敷地内で座り込み、酒を飲んで騒いでいたのです。
敷地内で飲む女性:
(Q.すみませんフジテレビですが…)リアルフジテレビ!?お店(の中でも)飲んでるけど、酔っぱらわないからこのざま。コスパいいですよ!だってさ、お店だったら何千円するじゃん。ここで飲んだら300円で、こんなに酔っぱらえるんだよ!
終電を逃して、この場所で飲んでいるという女性たち。
近隣のビルからはこうした迷惑行為の苦情が多く寄せられているといいます。
女性たちからは驚きの言い訳が…。
敷地内で飲む女性:
(Q.路上飲み禁止ですが)知ってる。でも路上じゃないもん!ここは!こっちだもん路上は。だから路上で飲んでいない。(Q.禁止と分かっている?)ごめんなさい…持ち帰るから。ゴミとか捨てなければいい。(暑さ対策の)水分補給だもんね。好きなように生きていこうと思います。人生一度きり!
一夜明けた渋谷のセンター街。
近隣の飲食店のオーナーは「ルールを守らないから。(路上)たばこだっていけないわけだよ。ビルの階段にも今日もあった。30本ぐらい、たばこの吸い殻」と話しました。
365日早朝にごみ掃除を行う、渋谷センター商店街振興組合。
鈴木達治理事長は、路上飲み撲滅のために必要なことについて「渋谷に来たら(路上飲みが)ちらほらいれば『飲んでいいのかな』と誤解することがあるので、ツアー会社に周知していただいて、アナウンスしていただくことが大事だと思う」と訴えます。