トカラ列島近海を震源とする地震が11日も相次ぎ、午後4時には十島村の悪石島で7月8日以来となる震度4が観測されました。
十島村では震度4を超える地震が5日以上発生しなかった場合は、避難者の帰島の調整を始めることにしていて、10日、最短で7月16日との見通しを示されましたが、11日、震度4が発生したため、日程が17日以降にずれ込むことになりました。
午後4時9分ごろ、震度4の揺れが発生した時の十島村の悪石島の映像です。画面が小刻みに6秒ほど揺れていました。
また、午後4時半にも震度4を観測しました。悪石島で震度4の地震は7月8日以来です。
トカラ列島近海を震源とする震度1以上の地震は、10日は22回でしたが、11日は午前9時ごろから地震の回数が増え始め、午後5時までに86回観測されています。
悪石島と小宝島からは住民64人が島外避難をしていて、久保村長は10日、震度4以上の地震が5日以上発生しなかった場合、帰島の準備を進めることを明らかにしています。
10日の会見では最短で16日に第一陣が帰島する見通しが示されていましたが、11日、震度4の地震が発生したことをうけ、避難者の帰島の意向調査が早くても7月17日にずれ込むことが決まりました。