夏の高校野球島根大会は11日、1回戦4試合が行われました。
このうち、一時部員がゼロとなり、存続の危機にあった隠岐高校。
チームを救った当時の1年生が最高学年になり、最後の夏に臨みました。
1回戦で松江工業と対戦した隠岐ナイン。
3年生は、特別な思いを胸に試合に臨みました。
2022年に夏の大会を終え、野球部は部員ゼロに。
一時休部を余儀なくされました。
そんなチームを救ったのは、翌年春に入学した1年生。
チームを立て直し、最高学年になったこの夏、部員20人で最後の大会に臨みます。
その隠岐は2回表、2アウトながら満塁の場面でバッターは3年生の1番・増原!
レフト前へのタイムリー、先制に成功しました。
隠岐の先発は2年生エースの石田。
3年生の思いも背にマウンドに上がりました。
しかしその裏、同点に追いつかれるとさらにタイムリー。松江工業に逆転を許します。
2023年、2024年と初戦で敗退している隠岐。
まだ夏の勝利を知らないいまの部員たち。諦めません!
3対3で迎えた8回表。
2アウトながらランナー2塁の場面で、またしても増原!
ライトオーバーのタイムリー2ベースヒットで勝ち越しに成功します。
そして最終回。
粘りのピッチングを続けてきた石田は、ランナー2人を背負いますが、最後はショートゴロにうち取ってゲームセット。
このメンバーでうれしい夏初勝利!
隠岐高校としても4年ぶりの勝利で2回戦進出を決めました。
隠岐高校・加納海斗主将:
今の3年生が8人入った時から、たくさんの方々に支えられてきたので、隠岐を盛り上げたいのが1番なので、長い夏にしてもっと勝っていきたい。