インド西部で5月、旅客機が離陸直後に墜落した事故で、インドの航空当局は、事故調査の初期段階の報告書を公表し、エンジンへの燃料を供給するスイッチが切れていた可能性があると指摘しました。

この事故は、5月12日、インド西部のアーメダバード空港近くで乗客乗員241人を乗せたエア・インディアの旅客機が離陸直後に墜落し、地上にいた人も含め260人が死亡したものです。

事故から1カ月となる12日インドの航空当局が初期報告書を公表し、エンジンへの燃料を供給する制御スイッチが切れ、機体の推力が失われていた可能性があると指摘しています。

更に操縦室の音声記録には、パイロットの1人が、なぜスイッチを切ったのかと尋ね、別のパイロットが、そんなことはしていないと否定するやりとりが残っていたとしています。

今回の報告書では墜落の原因については、結論を出していませんが、燃料を供給する制御スイッチがオフになっていたことや、パイロットの音声記録が今後の調査の焦点になりそうです。

フジテレビ
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国際取材部
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