栃木・宇都宮市で器物損壊の疑いで男が逮捕された。事務所や車の鍵穴に接着剤を詰めた疑いが持たれている。多数の被害が報告されており、修理費は高額にのぼるという。なお、男は以前、被害企業と物件を巡るトラブルがあったとみられるが、容疑を否認している。
鍵穴に接着剤を詰めた疑い
栃木・宇都宮市の宇都宮中央署で4日に撮影されたのは、こちらを見て目を丸くする男の姿だった。連行されていたのは、菊地正美容疑者(65)だ。

菊地容疑者の逮捕容疑は器物損壊だ。
被害にあった会社の代表に何が起きたのか話を聞くと「こっちの鍵と、この下の鍵ですね」と事の詳細を語った。

代表によれば、会社の事務所の出入り口や車の鍵穴に接着剤を詰め込まれ、鍵が使えない状態になったという。
防犯カメラの映像には、菊地容疑者とみられる男が車の鍵穴近くに手を伸ばしているのが確認されている。
警察と会社が確認したところ、事務所の出入り口や車4台の鍵穴に接着剤が詰められ、その被害は約68万円に上っている。
大家と会社で退去トラブルか
菊地容疑者は一体なぜ、こんなことをしたのか。

菊地容疑者のものとみられるSNSでは、所有する家の壁や床などが壊れている写真が何枚も投稿されている。
被害者は「(菊地容疑者は)私たちの会社が事務所として借りていた家の大家だった。退去費用を巡ってのトラブルがあった」と話している。
一方、調べに対し、菊地容疑者は「全く身に覚えがありません」と語り、容疑を認めていない。
(「イット!」 7月4日放送より)
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