「運のいいことに能登で地震があった」という内容を含む発言をした、和歌山県選出の鶴保庸介参院予算委員長。
翌日に発言について撤回し、謝罪しました。
【自民党 鶴保庸介参院予算委員長】「今回の発言につきまして、能登地方が被災したことを“運よく”などと発言してしまいましたが、被災地への配所が足りなかったと反省しております」
問題発言をめぐる責任の取り方について、記者から質問が及ぶと…
【自民党 鶴保庸介参院予算委員長】「私が責任を取ることで、何か皆さんの気持ちが収まるのであれば、どんな形で会っても私は、それはやぶさかではございません。ただ、『なんだお前、罪を逃れたのか』みたいな言われ方をする事自体が、思いとしては“ずれている”ところがございます」
(Q.議員辞職や離党については?)
【自民党 鶴保庸介参院予算委員長】「そこまでは考えていません。現状ですよ」
去就については「考えていない」と発言しました。
関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」に出演した元毎日新聞記者の石戸諭さん発言について、「自民党にとってかなりの逆風。自分たちで墓穴を掘った」と厳しく批判しました。
【石戸諭さん】「選挙期間中ということなので、この発言というのは、自民党にとってはかなりの逆風のひとつになるでしょう。
能登半島の地震というのは国家の一大事ではあるので、危機対応とかその後の復興に向けて尽力をしている議員が、全く自民党の中にいないとは言いません。
ただ、この時に水を差すというような発言になっているし、野党からすれば『なんだ、この程度の認識で、しかも参院の予算委員長がこの程度の認識で言っているんだ』ということになると、当然批判になるのは当たり前のこと。
なので、完全に不用意な発言というだけじゃなくて、自分たちで墓穴を掘っている」
(関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」2025年7月11日放送)