神戸市の六甲山で、「天然のクーラー」として利用しようと氷室の中に保管されていた20トンもの雪がすべて解けてしまいました。
猛暑の影響とみられます。
毎年、六甲山では、冬の間に池で凍った天然の氷を展望台の「氷室」に貯蔵し、夏に、その扉を開けて冷気を楽しむという恒例のイベントが行われています。
ところが、11日、氷室開きを行ったところ…
【記者リポート】「この扉の中に氷が入っているということですが…中はからっぽです」
ことしは暖冬の影響で天然の氷が確保できなかったため、代わりにスキー場の人工の雪をおよそ20トン貯蔵していました。
しかし、暑さの影響ですべて解けてしまったということです。
【六甲枝垂れスタッフ】「氷室開き当日に氷がなかったのは今年が初めてですね。
若干パニックになりました」
氷室を管理する運営会社は、来年は、中の雪や氷が解けないよう、対策を考えたいとしています。
(関西テレビ「newsランナー」2025年7月11日放送)