果実に被害をもたらす果樹カメムシが多数確認されたことを受け、福島県が注意報を発表し、防除対策を呼びかけている。

果樹カメムシは、モモやナシなどの果実から汁を吸い取り、変色や落果などの被害をもたらす害虫。
福島県が2025年の4月下旬から6月にかけて実施した調査によると、県内9地点で2000を超える果樹カメムシが確認され、このうち5地点では平年の2倍以上の発生が見られた。
最も多かったのは、相馬市次いで国見町となっていて、福島市飯坂町では、平年の約20倍の数が確認されている。

県は、「越冬したカメムシが多かった可能性がある」としていて、7月10日、果樹カメムシ注意報を発表し、果樹農家に定期的な葉の観察などを呼びかけている。

福島テレビ
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