7月10日、およそ1400人が犠牲となった仙台空襲から80年となりました。仙台では戦没者を追悼する合同慰霊祭が開かれました。
仙台市の合同慰霊祭は、仙台空襲をはじめ、太平洋戦争で亡くなった人を追悼するため、毎年7月10日に行われています。
80年前の1945年7月10日の仙台空襲ではおよそ1400人が亡くなりました。
10日は、戦没者の遺族などおよそ40人が参列し犠牲者を追悼しました。
戦後80年、戦争体験者が少なくなっています。
父が戦死した遺族
「80年とひとことで言っても、口で表せないこともたくさんある。とにかく争いのない、幸せな日々を送るべきということを訴えたい」
仙台市遺族会 吉田善活会長(父が戦死)
「戦争を知らない子供たちが増えるのは良いこと。戦争は駄目だよと言うだけでいい」
10日は慰霊祭に合わせて仙台空襲に関するパネル展示や、仙台空襲を経験した語り部の講話など、次世代に記憶をつなぐ取り組みも行われ、訪れた人は戦争を繰り返さないという思いを改めて心に刻んでいました。