岩手県釜石市の貨物自動車運送業「常陽物流」が、盛岡地裁遠野支部から破産手続き開始の決定を受けました。
負債総額は約1億円に上る見込みです。
帝国データバンク盛岡支店によりますと「常陽物流」は2025年6月24日付けで破産手続き開始の決定を受けました。
「常陽物流」は2005年7月に設立された貨物自動車運送業者です。
関東や東北圏内の得意先に対し、水産物や資材等の配送を手がけていました。
しかし、主要魚類の不漁などにより積荷の取り扱い数が伸び悩んだほか、燃料価格の上昇などを受け、2024年5月期の年収入高は約3600万円にとどまり、赤字決算を余儀なくされていました。
その後も業容回復の見込みが立たなかったことから、2024年5月ごろに事業を停止していました。
負債は、現在調査中ですが、公租公課含め、約1億円に上るとみられてています。
(岩手めんこいテレビ)