世羅町に飛来し3年続けて誕生が確認されたコウノトリのヒナに10日、個体識別のための足環が取り付けられました。
世羅町では国の特別天然記念物、コウノトリが3年連続で飛来して巣を作り、今年は、これまでで最も多い4羽のヒナが生まれました。
10日は、「兵庫県立コウノトリの郷公園」の職員らが電柱の上の巣にいるヒナを慎重に降ろし、足環を装着しました。
足環は、両足に付けられ、色の組み合わせや番号でヒナを識別することができます。
4羽は、体重が3.5キロから4.2キロと順調に成長していて来月には巣立ちを迎える見込みです。
【兵庫県立コウノトリの郷公園主任研究員布野隆之さん】
「多くのヒナが育てられる。そういったエサ環境がいい地域だということをコウノトリたちが証明してくれたんじゃないかなあと思います」
世羅町はコウノトリを刺激しないため「遠くから見守ってほしい」と呼び掛けています。