富山県魚津市に廃校を活用した市内初のドローンスクールがオープンしました。

10日オープンした「ドローンキャンパス富山の空」は、ドローンスクールを全国各地で運営している「北陸の空」が、廃校になった魚津市の片貝小学校の校舎を
活用して開きました。

片貝小学校は2016年に廃校になったあと、コミュニティセンターとして利用されていて、ドローンスクールではこの施設の体育館などを活用し、1泊2日の合宿を通し、ドローン操縦の国家資格の取得を目指します。

10日は砺波市から訪れた公務員1人が受講し、ドローンを飛ばすために必要な航空法をはじめ、操縦技術や点検の方法などを学びました。

*参加者
「前進、バックとか、右左とか、正面向く、後ろ向くことによって、操作が変わるので、非常に難しいと思った。職場でも生かせるし、趣味の範囲でも楽しめる。ドローン分野が広いので、活用できる可能性が高いと思った」

受講者は近くの宿泊施設に一泊し、翌日試験に臨み、合格すれば、ドローンの国家資格、「二等無人航空機操縦士」を取得できます。

「北陸の空」は全国各地の廃校を活用した取り組みを進めていて、10日オープンした「富山の空」は、国内で7施設目となります。

*北陸の空 本田 雄太さん
「地元の方がやっているお弁当屋とか、地元の方がやっている宿とかを敢えて選ぶようにしている。雇用についても、積極的魚津の方の雇用でを回していけたらと思う。」

ドローンの操縦をめぐっては、今年12月に民間資格を公的な技能証明として扱う
運用が終了するため、国家資格取得の需要が高まるとみられています。

月に3回から5回の講習を行い、年間でおよそ120人の受講を受け入れる予定です。

富山テレビ
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