今月20日投開票の参議院議員選挙に向け、各党の大物弁士が続々と来県しています。

10日は小泉進次郎農林水産大臣が来県し、「コメの増産を推進する」と強調しました。
10日の午後、党公認候補者の応援のため富山県富山市内で演説した小泉農水大臣。
随意契約による備蓄米の放出によって、6週連続でコメの販売価格を引き下げた実績を紹介した上で、今後は「コメの増産を推進する」と強調しました。

*小泉進次郎農水相
「私が備蓄米を放出しているのは、海外からのコメの流入を食い止めるため。そしてもう一つは、コメがあまりに高すぎると消費者がコメ離れを起こす。こういった状況を食い止めていくためにも、マーケットを沈静化させることによって最終的に消費者、生産者の皆さんがともに喜び合えて互いの立場を解できる特に生産者が安心して増産に進んでいけるような方向性を確立していく」

また、参院選の公約で減税を掲げる野党を批判し、政権担当能力があるのは自民党だと訴えました。
*小泉進次郎農水相
「これだけの混迷する世界情勢のなかで日本の経済を立て直さないといけない時に、すべての領域において責任感を持って政権運営能力、政権担当能力が他の野党と比べて、謙虚に言えば、少なくとも自民党が一番マシだと言えます。この思いを一人でも多くの方に届けきることができるか」

一方、共産党の小池晃・書記局長も党公認候補者の応援のため来県。

10日の午後、高岡駅前でマイクを握りました。
今回の選挙の最大の争点は物価高対策だとし、消費税一律5%への引き下げを訴えました。

*小池晃書記局長
「石破さんは『2万円の給付金』と仰るけれども、配るお金があるのであれば、税金取らなければ良いと思うんですけれどもいかがでしょうか!やっぱりいちばん効果的なのは消費税の減税。財源財源と言うけれど、法人税の減税をやってきましたよね。あれで賃金上がりましたか。設備投資増えましたか。内部留保が増えただけじゃないですか。そうしたら石破さん何て言ったと思います?『小池さんが仰るように決して思ったような効果を上げなかった』」
また、自民党の参議院議員が「運のいいことに能登で地震があった」と発言したことに触れた上で、そもそも震災からの復興について政府は「被災自治体に丸投げしている」と批判しました。

*小池晃書記局長
「多くの被災者は先を見通せず、物価の高騰もあり、生活の不安・将来の不安を抱えて日々を過ごしています。能登で住み続けたい、富山で家をきちんと建てて住み続けたい。そういう皆さんの思いにこたえる政治が必要ではないでしょうか」