松江市の私立松江西高校で2024年度、学校独自の職業教育科目の一部の授業が行われていなかったことが分かり、島根県は学校に対し、7月8日付で文書による行政指導を行いました。

島根県によりますと、松江市の私立松江西高校では2024年4月に県に届け出た教育課程のうち、学校独自の職業教育科目「バイターン」で取得できる5単位分の授業を2024年度に入学した1年生に対し、当初から行う考えがなかったことが分かったということです。
また、2024年度の教員数が16人で、学校教育法で定められた基準の19人を満たしていませんでした。

県は学校からの報告を踏まえ、7月8日付で学校に対し、文書による行政指導を行い、次の年度の時間割や担当教員名が分かる資料を毎年提出することや、教育課程などを変更する場合の生徒・保護者への事前説明と、県への報告を求めています。

今後、期限までに報告がない場合、県は私立学校法に基づいて詳細な報告を求めるほか、法令が守られていない場合には解散などの措置命令を検討するとしています。

TSKの取材に対し、松江西高校は「反省している。生徒・保護者の意見を取り入れ、改善を図りたい」とコメントしています。

TSKさんいん中央テレビ
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