長崎原爆被災者協議会が被爆80年事業として取り組んできた被爆者の証言動画が目標の80人に達しました。
長崎被災協は被爆者の声を世界に届け、核兵器廃絶を訴えようと2023年から被爆証言を撮影、発信してきました。
8日に目標としていた80人目の動画公開に合わせ、会見を開きました。
長崎被災協 横山照子 副会長(83)
「核兵器がどんなにおそろしいものか証言の中で読み取ってほしい」
新たに撮影した被爆者56人のうち、約4割(22人)が90代で、撮影後2人が亡くなっています。
長崎被災協 長野靖男さん(82)
「(動画を)もっと多くの人に見てもらう、理解してもらえるよう頑張りたい」
被災協は証言の撮影を続け、動画に英語の字幕を付けたいとしています。