2025年初めての熱中症警戒アラートが出された7月9日の岩手県内は、盛岡で35.7℃を観測するなど各地で猛烈な暑さとなりました。9日は12人が熱中症の疑いで病院に運ばれています。
岩谷凜アナウンサー
「午前10時の盛岡市内、強い日差しが照りつけています。ジメジメしていて体中から汗が噴き出てきます」
2025年初めて熱中症警戒アラートが出された9日の県内は、朝から広い範囲で晴れ気温が上がりました。
盛岡市内では日傘をさしたり携帯扇風機や扇子を使いながら暑さをしのぐ人の姿が見られました。
県民からは「バスの時間まで日陰でいたほうがいい。風がないから結構暑い」「年々暑くなってきている」などの声が聞かれました。
愛知県から来た人は「盛岡はどちらかというと湿度低いかなと思っていたが、最近ちょっと湿度が高いかなと思う」と話していました。
午後になると街頭の気温計は36℃を示していました。
9日の最高気温は盛岡と北上で35.7℃、奥州市江刺で35.6℃など4カ所で猛暑日となったほか、県内34の観測地点のうち22カ所で30℃以上となりました。
この暑さで県内では12人が熱中症の疑いで病院に運ばれました。
10日も内陸を中心に厳しい暑さが続きますが、沿岸では海風の影響で暑さは和らぐ見込みです。