オスプレイの配備に伴い、多くの自衛隊の隊員が新たな「佐賀県民」となります。地域とどう共存していくのか、駐屯地周辺の住民や飲食店を取材しました。
佐賀空港の駐車場に集まった地元・佐賀市川副町の住民や県外の見物客。
午前10時20分ごろ、オスプレイが飛来する様子を見守っていました。
【川副町の住民】
「ちょっと高齢化したこの地元ですけどもいろんな機会にですね若い隊員たちと交流ができればいいなと思っています。ずっと訓練だけでいいような国際情勢といいますか、緊急有事とかないようなそういうのをきちんと国の方でやってもらいたいですね」
空港周辺の住民は、様々な思いを抱えながらこの日を迎えました。
【東与賀町の住民】
「被災地とか物資とか人とかを運んだりっていう、そういうのは、賛成じゃないですけど、これから頑張っていただきたいと思うんですけど」
【川副町の住民】
「この陸地を飛んでほしくないなというのはたしかにありますし。どういう使い方をしてくれるかですよね」
【大川内リポート】
「佐賀駐屯地から約5キロの場所にある佐賀市川副町の飲食店です。オスプレイの配備を受け、店の店長に話をうかがいたいと思います」
【飯屋おゆき 馬場雄大店長】
「できれば住宅街の上をちょっと回避して飛んでいただくとかですね、そういったちょっとしたできる範囲の配慮を行って頂きたいですね」
佐賀市川副町に、約1年前にオープンしたこちらの定食屋。
手作りの弁当なども手掛けていて、地元の常連客にも人気の店。今後は、自衛隊員やその家族が利用することも想定されます。
【飯屋おゆき 馬場雄大店長】
「店出す時にはもうオスプレイ来ること自体は決まっていたので、隊員さん、いろんな方々、今から川副町を出入りするわけじゃないですか。そこでちょっと気軽に立ち寄って楽しく食事できるような憩いの場みたいなイメージを持ってもらえたら」
住民の期待と不安が交錯する中、今後、自衛隊と地元住民がどう共存するのか?
大きなテーマとなりそうです。