今月20日に投票が行われる参議院議員選挙。
今週は各候補者の訴えをお伝えしています。
「候補者走る」、9日は共産党の新人です。
*共産・新 坂本洋史候補
「直ちに消費税を5%に引き下げる。ゆくゆくは消費税を廃止したい。大企業・富裕層には減税を続け、社会保障には世界に遅れてまともにお金を使わない。ここにこそ社会保障が豊かにならない原因、自民党の政治が大元にあるということではないか。こういう政治を皆さんと力を合わせて変えて参りましょう」
共産党新人の坂本洋史候補(54)。
党県委員会では書記長を務め、国政選挙には9回目の挑戦です。
選挙戦では、大企業や富裕層優遇の税制を正すことで消費税を5%へ減税。
トランプ関税や防衛費増額といった「アメリカ言いなりの政治」からの脱却や選択的夫婦別姓の導入などを掲げています。
*共産・新 坂本洋史候補
「どうやってこの物価高騰を乗り切るのか。政治はどう役目を果たすべきか。これが問われる選挙になっている。消費税5%に減税で、一般的な家庭では年間12万円の減税になります」
選挙活動で重視しているのは「対話」です。
*共産・新 坂本洋史候補
「一方通行ではなくて皆さんとの接近戦、SNSで直接結びつけるというものを生かして政策をアピールしていきたい」
各地で行っているのが、シールを使った街頭アンケート。
消費税の減税について賛成か反対か。
「対話」を通して有権者の声を聞き党の政策を丁寧に説明しています。
*共産・新 坂本洋史候補
「『賛成』…やっぱり助かるなって感じ?」
「はい」
*共産・新 坂本洋史候補
「一人暮らし?」
「実家です」
*共産・新 坂本洋史候補
「実家のお父さん『コメ高いな』とか言ったり?」
「そうです」
*共産・新 坂本洋史候補
「大企業っていちばん力あるのに、大企業の法人税って中小の半分。大企業向けの減税ってけっこうありまして。そういうところをちゃんと削れば、だいたい11兆円くらいが集まる」
「大企業が発展した方が日本の経済的成長に…」
*共産・新 坂本洋史候補
「いいですね~。自民党が今までアベノミクスで。大企業にもっとサービスして大企業が発展したら中小に滴り落ちてくるからそれでいこうぜ。そしたらうまくいかなかったんですよ」
ときにはこんな会話も。
「写真よりイケメン」
*共産・新 坂本洋史候補
「うまいね~」
若い世代や無党派層への浸透を目指し、票の掘り起こしを図ります。
さらに…。
*共産・新 坂本洋史候補
「いま特に『TikTokライブ』若い人たちがよく見ていると思うのでそういう方々に届くようにと思って」
SNSでの発信にも力を入れ、「路上ライブ」と題して街の人の質問に答える形で公約を主張。
有権者と双方向のやりとりで距離を縮め、投票行動へつなげます。
*共産・新 坂本洋史候補
「消費税減税に対する願いは非常に強いと感じた。それは生活の苦しさの広がりだと思う。その中でどの党を選べばこの苦しさを解消してくれるのか、現状を良くしてくれるのかという模索が非常に強いんじゃないかと」
「まだまだ届け切れていないことがあるので残る期間、精一杯訴えて対話をしていきたい」
富山選挙区にはこのほか、参政党新人の田保智世候補、国民民主党新人の庭田幸恵候補、NHK党新人の佐藤明候補、自民党現職の堂故茂候補が立候補しています。
「候補者走る」、10日は参政党の新人です。