鹿児島の夏をパンダたちが満喫です。
鹿児島市のデパートで、鹿児島在住のパンダ絵師・あごぱんさんの展覧会が始まっています。
これまでちょっと欲深く、人間らしいパンダを描いてきたあごぱんさん。
今回の会場にはそんなコミカルなパンダに加えて、何気ない日常を生きるパンダたちも多く描かれていました。
そこに込められたあごぱんさんの願いとは?
みなさんは、もう出会いましたか?
天文館のアーケードに登場した大きな灯籠。
そこにはにぎやかに六月灯を楽しむパンダたちの姿が!
そんな世界観が詰まった展覧会が鹿児島市の山形屋で9日から始まっています。
美川愛実キャスター
「あごぱんさん、こんにちは!」
鹿児島市在住のパンダ絵師、あごぱんさんです。
美川キャスター
「入ってきてすぐに!(作品が)」
パンダ絵師・あごぱんさん
「ウェルカムパンダで『福の行列』というタイトル。『行列が続いていますよ』というイメージで、『福がずっと続きますように』という感じ」
パンダたちの行列に続いて進むと…いました!
鹿児島の夏を満喫するパンダたち。
満点の星空に打ち上がるロケット。
遠くから見ると龍が八の字になっている、何ともおめでたい作品や…
2025年の鹿児島を思わせる仙巌園駅を描いた作品もありました。
じゃんぼ餅の売り子をする鯛もいます。
そんな中、ひときわエネルギーを放っていたのが…
美川キャスター
「小判とパンダがはじけていますね!」
あごぱんさん
「夏の花火がスパークしている感じ。寿老人やおかめさんとか福の神が乗っているが、その福の神が外にはじけて『福を届けに行くよ』という感じ」
御利益をもたらす神様パンダたちの近くには、ちゃっかり小判をもらうパンダも。
人間だと、欲深く、だらしなくうつる姿もパンダにしてしまえば愛おしい。
実はこの姿こそ、長年あごぱんさんが描き続けてきたモチーフでしたが、2025年はそんなコミカルな姿に加えて、多く描かれているパンダがいます。
作品「あの夏の大花火」
夏の夜空を見上げるパンダたち。
石橋を埋め尽くしている彼らを見てみると、おんぶされる赤ちゃんパンダに、耳が真っ白になったおじいちゃんパンダ、お気に入りのTシャツでたたずむパンダ。
その姿は何気ない日常を生きる私たちの姿に重なるようです。
あごぱんさん
「(悲しい)ニュースが多い。世界的に見ても。その人の心が落ち着いたり元気になったり、気分良くなってもらえたらいいなというのが、より強くなった作品展になっている。パンダっておとなしいけれど、僕のパンダはおとなしくないのも多いので楽しんでください」
エネルギッシュなだけでなく、どこか懐かしい気持ちにもさせてくれる作品の数々。
それは彼らがパンダの皮をかぶった、わたしたちだからなのかもしれません。
パンダ絵師あごぱんさんの展覧会は、鹿児島市の山形屋で7月22日まで開かれています。
山形屋では3回目となるあごぱんさんの展覧会ですが、実は今回初めてこちらのパンダの焼印が付いた金生まんじゅうが登場したんです。
こちら、誰でも購入できるわけではなくて、会場の作品を撮影してSNSにアップすると参加できる、抽選で当たる景品なんです。
数が限られているので、気になる方は早めにチャレンジするといいかもしれません。