天皇皇后両陛下が訪問されたモンゴルの「ゲル地区」から、フジテレビ宮内庁担当・宮崎千歳記者の中継です。
首都ウランバートルの郊外には、モンゴル式テント「ゲル」が立ち並び、両陛下はこうした地区まで実際に足を運び、画面奥に見える学校で子どもたちとふれあわれました。
今回、両陛下はゲル地区を初めて訪問されました。
今も水道がほとんど整備されておらず、不便な生活を送る子どもたちが質の良い教育を受けるための公立学校を日本の政府が支援しています。
子どもたちの学びの場を両陛下は実際に見学し、日本がモンゴルに対して、幅広く生活に根ざした支援を行っていることを確かめられました。
また、水問題をライフワークとする陛下は、水くみを続ける子どもたちの暮らす地区を実際に訪問されたことは、モンゴルの暮らしや水問題の課題を知る貴重な機会にもなりました。
陛下は8日夜の晩さん会で「両国の架け橋となる若い世代が先人たちの歩みを受け継ぎ、多くの花を咲かせてほしい」と期待を寄せられました。
今回、皇后さまも一緒になって、「アイドルになって日本でライブがしたい」、「日本に行って高層ビルに上ってみたい」などと夢を持つ子どもたちと直接ふれあったことを通じて、将来の友好親善につながる「人と人とのつながり」の種をまく大切なご訪問となりました。